<aside> 👾 森木です。 ChatGPTに対する考えと活用案を書き散らかしました。あくまで所感ですがどうぞ。

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■ 生成AIの概要

生成AIの主な特徴は、「ユーザーの入力(プロンプト)に基づいて結果を生成する」ことです。ChatGPTでは、このプロンプトは文章の形を取ります。基本的には、ChatGPTがユーザーからのプロンプトに対し、自然な文脈で続きの言葉を提供するエンジンと捉えて問題ありません(実際のChatGPTは、この基本エンジン(ベースモデル)を調整したものと理解されます)。

■ ChatGPTの特性

ChatGPTは文章の抽象化や変換に長けています。例えば、長文の要約が得意で、これは自由度が高いです。3ポイントに要約する、200文字に要約する、絵文字で表現する、高校生でも理解できるように説明するなどの指示に対応します。また、文章の文体の特徴を明示したり、語尾のスタイルを変えることも可能です。

一方で、具体化や詳細化も可能です。完璧ではありませんが、プラグインにより補完することができます。特定のテーマについて詳しく話すよう求める場合が該当します。話す内容の方向性は、抽象化の段階で指示するとより効果的です。

■ 事務での使用例

事務作業での利用にはいくつかの課題もありますが、その一部を以下に示します。

  1. 文章生成マシン: メールや公的文書の生成が可能です。事前にフォーマルな文体を複数入力し、そのスタイルをChatGPTに学習させることで、特定のテーマに基づいて文章を作成させることができます。例えば、「打ち合わせに参加できないことを、丁寧に伝えるメールの提案」を敬語で生成するなどです。日程調整でも役立つでしょう。
  2. 分析マシン: トークン数の上限までであれば、CSVやテーブルデータを投入し、分析の視点を提供してもらうことができます。
  3. 要約マシン: 具体的な文章や概念を与え、それをテーブルデータとして出力することができます。他人への説明や自己の思考整理に役立ちます。
  4. 目標実現マシン: 目標を設定し、ソクラテス的質問法を利用します。ChatGPTがユーザーに対して質問を投げかけ、ユーザーが回答を提供します。適切な段階で、「以上の回答に基づいて目標達成のためのスケジュールを立ててください」などと指示すれば良いでしょう。マジで有用です。
  5. 情報収集マシン: プラグインを使用すれば、情報収集のツールとしても活用できます。

また、これらの使用例全てにおいて、プログラムのループ処理のように、ChatGPTの入出力を繰り返すことも可能です。具体的には、Inputを提供し、そのInputに対する多角的な批判を3つ挙げ、それを踏まえて調整されたOutputを生成し、それを再度Inputとするなどです。このプロセスを4-5回繰り返すことで、より洗練されたOutputを得ることができます。

■ 懸念点

これらの使用例は時代遅れになる可能性があります。事務職員にとっての最適解はChatGPTではなく、Microsoft Copilotのような「GPTが組み込まれたサービス群」です。